三度目の家購入:HMで建てる注文住宅のブログ

三回目の家の購入として注文住宅に挑む日記
一回目はマンション、二回目は建売。三回目は注文住宅。
転勤続きで売却購入これで三度目の住宅購入。ことわざ通り?三度立てれば満足いく家が建つか・・・・こうご期待。

家がぬれたときの心の整理の仕方

おはようございます。仙吉です。台風が来ていますね( ˘•ω•˘ )


我が家も前回の台風時に建て方中でぬれました。今回は雨仕舞いを急いでもらったので、大丈夫そうです。今回も家がぬれた方もいるので、整理しなおしてみます。今年は30年に一度の多雨の年で、家がぬれて気を落とされている方もいると思います。

前回台風時


住宅インスペクターに聞くのもよいです。しかしながら、3件目の家を建ててみて、全てのインスペクターとはいいませんが、施主の不安をあおるのも残念ながら仕事の一面としてあります。彼らに無駄に不安をあおられる前に、濡れたものは大丈夫なのか、どうなのか、完全な中立的な視点で考えて、心の平穏を必要以上に乱されないようにしましょう。新築を楽しみにする施主の心情はくんでほしいですが、施工さんから見ても、大げさに心配してヒステリックになり、クレーマ化しても結果としてよい家はたたないでしょう。という余裕が生まれますね。三回目の家を建てると(しつこい?)。


これくらい濡れても、含水率みながら工事を進めて頂き結局竣工時は含水率が6-7%まで下がりました(2017年12月10日追記)。

  • ポイント1 濡れたのが運が悪かったのか、管理不行き届きなのか。

例えば、きちんと管理していても天気予報が外れて急なゲリラ豪雨などはあります。建て方を進めて途中で台風が速度を速めて濡れてしまったとかは仕方ない面もあります。ただ、明日台風と分かっていて無理やり建て方に入るなどは、施主の心情を理解してもらえないので後々不安かもしれません。仕方ない場合は、業者の立場に立って是々非々で協議するということになると思います。管理できてなくて濡れた場合は、その姿勢が工事の他の箇所にも現れる可能性があるので注意してみる必要があると思います。当時の天気の状況や、濡れてはいけないものがぬれているかどうか、で「管理はしていたが運が悪かったか」どうかは大体わかると思います。


  • ポイント2 素人でもできる!濡れたものが、濡れてよいものか、ダメなものかの見極め

・24時間程度の雨など一時的に濡れて差し支えなさそうなもの
「2x4の構造材」
2x4屋根がかかるまで日数を要するので、濡れてもよいというか、濡れることを想定して建材メーカの各社は2x4用の構造用集成材を開発しています。集成材と合板があります。柱などに使用される集成材は、20%以下の含水率で納品されていれば、表面は濡れていても内部の乾燥された繊維の性質上水が内部にしみこまなくなっています。なので、晴天時に乾かしてもらって含水率が基準値以下になることを確認すれば強度上問題ないです。
「撥水加工がされた、特類の構造用合板(面材、床材)」
特類であれば、板と板の間に水がしみこまない特別な加工をしているので、一時的な濡れでは強度に問題が出ません。また撥水加工の合板であれば表面からもしみこみにくいです。通常のべニア板とは水への耐性が違います。したがって、これも、晴天時に乾かしてもらって含水率が基準値以下になることを確認すれば強度上問題ないです。合板も、通常構造に使用する「構造用合板」を使用していると思います。これはJASの規格があり、特類、1類などあります。


「(撥水対策等を施された)床下断熱材」
忘れやすい点に、床下断熱材もありますね。これは基礎打った後に敷きこまれるものが多いです。ポリスチレン系であれば問題が少ないようですが、グラスウールなど一度濡れると性能が失われるものか、乾くのに時間がかかるものなのかは要確認です。断熱材が落ちてないか後で影響がでてないか、床に潜ってみる必要があります。問題があった場合は対策を要請しましょう。


風呂回りも養生してあれば水たまらないのですが、水がたまっている場合は、建て方が終わっても乾きにくいので排水措置や計画を提示してもらいましょう。


ただし、上記建材であっても、長期間水浸しになれば、乾燥時にも含めて反りや膨れが出てきますので、チェックして必要に応じて補修取り換えをしてもらう必要があると思います。大事なことは濡れた後の晴天時に無理に工事をすすめずに十分乾かしてもらう、これに尽きると思います。とはいえ、次々に台風がくるし、年中梅雨のような昨今、タイミングを計るのもなかなか難しいです。工事監督さんと進め方はよく相談してください。私は濡れたものについては仕様書で調べて現場で自分の目で確認し、工事監督さんの説明も受けました。その結果、工事監督さんの話及び実際の建材の仕様からも、ぬれたものはぬれても問題が少なさそうなものであったことからよく現場が管理されていると判断しました。現場監督さんと大工さんに雨の中の難しい対応のお礼を言うとともに、濡れた木材の再乾燥時の含水率を確認する以外のその後の進め方は現場監督さんにすべてお任せしました。


濡れたものを仕様書と目で確認→濡れたものがぬれてよいものだったか下調べ→説明受けて納得→工事管理の状況に応じて対処を決定(任せられる場合は任せて信頼関係を強化、管理ができておらず明らかに杜撰な場合は本社申し入れ等検討)となります。


施主が現場に顔を出し、工事監督さんと共に考える姿勢で臨めばいろいろアイデアや提案も出ます。例えば、後日基礎の風呂場に水がたまっていたのですが、顔を出して監督さんに相談したところ、基礎屋さんがポンプで水を排水し、拭いてくれるなどしました。


あと濡れても良さそうなものは、十分雨養生がされた建材くらいかと思います。壁の中に埋め込むグラスウールや、化粧床などは濡れることを想定して作られてないものは、原則取り換えが必要みたいです。床下の断熱材なども見落としがちなので、見ておいてください。一時的な濡れを想定しているものと、濡れに弱いもの(濡れを想定していないもの)があるようです。

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