省エネ住宅は断熱性とかはよく注目されます。
「次世代省エネルギー基準対応」とかいって、実態は、1999年3月に、建設省により改正された日本の断熱化基準の通称で、前の世代の基準。ときどきいわゆるローコストメーカが「次世代省エネルギー基準対応」とか書いてたりしますが、政府はすべての家で2020年にはこれを満たしたいという目標があったりしたわけで、いまとなっては新築では最低限の基準。ここでありがたがっていてはカモにされます。
平成25年省エネ基準とかいうと、分かっている感じかもしれません(笑)。ZEH住宅などさいきんはどこも言うようになりました。最近は、Q値からUA値を用いることが増えました。カタログスペックは大体どのHMも出していると思います。
スェーデンハウスの比較資料に分かりやすく説明してあるように、物そのものに着目して断熱性能みるようになり、それを熱しやすく冷めやすい表面積を多くとるような作り方をしているかどうかはみなくなりました。UA値だけを見るようになると、表面積が大きく熱の出し入れがされやすい家の作り方をしていると、思ったより断熱がとれてないなぁなんてことはあるかもしれません。
私の家はC値命ってかんじではなかったです。風通しというか、風のとおりも意識して、ドアや窓を閉め切って耳がつんとなる感覚はむしろ苦手でした。24時時間で空気は常にいれかわりますよ、といっても、災害時や高齢になり換気が壊れてもすぐに直すのが億劫な状況に陥ったりすると微妙です。ダイワハウスなども値をあげたりC値を測定するコースがあり、これは一条工務店を意識しているんだろうと思います。
ブログなどでドキドキして計測している人もあるようです。個人的には風を感じるなかに四季を感じたい日本の本州の家屋にそんなに欧米風や北海道風の気密性の高い家って必要?というのが正直なところです。高気密にいきすぎるのもなんだかなという私のような人もいるし、高気密ってなに?っていう人も多いですし、高気密命の人もいます。好みの問題だと思います。。C値上げるためには窓や開口部も心持小さくなってくるわけで、いまどきの「風通しも加味したパッシブハウス」のコンセプト両立も難しくなるかもしれません。一方で気密性高い家は技術力が必要ということもこれまた事実であり、ハウスメーカも絞れて来る気もします。繰り返しますが好みの問題ですな。