三度目の家購入:HMで建てる注文住宅のブログ

三回目の家の購入として注文住宅に挑む日記
一回目はマンション、二回目は建売。三回目は注文住宅。
転勤続きで売却購入これで三度目の住宅購入。ことわざ通り?三度立てれば満足いく家が建つか・・・・こうご期待。

2x4 建て方中に濡れた後の対処法まとめ

数日前のこれが


昨日はここまで乾きました。


そこで気を取り直してネットの知恵袋なんかでは色々言われてますが、その中で最も信憑性の高い情報をまとめてみます。


匿名で不安を煽る情報もある中で信憑性ある情報によれば濡らしてはいけないものが濡れないよう管理されていれば、濡れた木材はよく乾かせば問題なし。


濡らしてはいけないものとは、壁の断熱材その他濡れることを想定していない内装材など。2x4 の材木や床下については濡れることを想定した断熱材が入っているのでそれほど心配いらない。ただし想定しているのは一時的な濡れなので、長期にわたり濡れた場合などは膨れやカビなどの恐れありのため、よく見る必要あり。


http://www.yorozu.or.jp/web_soudan/1300_1399/1330.html



柱の集成材はすぐ乾くし、床板も2x4 なら合板でも、ある程度なら濡れることを想定した床材使ってます。

http://www.jpma.jp/data/tebiki_kouzou/2.pdf


一度乾かした建材の木は一時的な濡れなら時間経てば含水率は元に戻ります。

https://110adr-hb.jimdo.com/2014/08/04/建前の後-木材が雨に濡れても大丈夫/




うちの床にも見難いですが特類というスタンプがありました。


結論としては、濡れてはいけないものが濡れてないか確認し、よく乾かして、進めてもらう、ということです。濡れたのは建材と床下断熱材だけのようなのでよしとします。なお、含水率19パーセント以下になったことは確認してもらうことにしました。

がびーん。建方中 台風接近!!

タイトルママ。これまで雨に降られなかったが、ついに昨晩から断続的に雨が!
2x4なので仕方ないのだが、屋根がまだついていない状態で雨に降られると心理的ダメージが大きすぎる。明日も雨の様子。日曜日に乾いてほしい!!


建て方中は、当然ぬれないほうがよい。しかしこの異常気象、ぬれずに建つ家の方が少なかろう。たとえていえば、こういうことだろう。トイレにいって大便をして手を洗わずに食事をしても、多くの場合、病気にならない。気にしない、気にしない。。。いや無理です。心理的ダメージは大きい。とはいえ、建て直してもらう選択肢は現実的でないので、含水率を調べてもらったり、建物の中を早く乾かすすべを考えるしかなさそうです。
金土と雨が断続的に降るようだが日曜日に十分乾かせば大丈夫かな。下記写真はまだ雨に降られる前の雄姿である。。。(泣)

「長期優良住宅仕様」に作るけど申請はしない?

本当に役所に申請するとお金がかかるので、「長期優良住宅仕様」にしといて申請はしなくてもいいんじゃね?というHMの営業担当もいるでしょう。税制上のメリットはなくなりますが、申請費用や後のメンテナンスのしばりがなくなります。確かに申請費用も15万以上かかりました。ばかにならないです。結局のところメンテナンス部分で面倒な分だけ縛りが多いとも言えます。まず、下記に長期優良住宅のメリットとデメリットを整理します。



長期優良住宅自体のメリットは下記です。

上記は不動産コンシェルジュ中国四国さんからの引用です。大本は政府系の資料からの引用と思います。


ここでは、既に長期優良住宅仕様の家が設計されているとして、長期優良住宅の「申請」のメリットを「実体験にもとづき整理」します。
長期優良住宅「申請」のメリット

  • 税制上の優遇。登録免許税軽減があったり、所得税の住宅ローン減税の期間がながくなったりなどします。
  • 設計仕様が第三者機関に客観的に認定されます。
  • HMの設計士(および自分)がいい意味で保守的に設計します。
  • フラット35Sなどのローン金利や地震保険料で有利に働く場合があります。

長期優良住宅「申請」のでデメリット

  • 仕様を申請するために手数料や手間賃がかかります。
  • 優良住宅は規定に従い維持しないといけないので、メンテナンスのコストがかかります。約10年後に行政からメンテナンスの指導が入る可能性があります。
  • デメリットというわけではないですが、設計上の仕様のチェックに過ぎず施工品質を保証するものではありません。

個人的には日本人の新築信奉は一朝一夕には治らず、一戸建ての木造家屋なんていくら長期優良にしても数十年後には価値がなくなると思っています。すなわち、長期優良住宅の市場ができるかもしれないですが、「長期優良」とつくだけで何百万も市場価値を上げるほどの効果は期待薄だと考えています。ですが、私自身は三度目の家でやっと買えた注文住宅なので、家を大事にメンテしていきたいと考えてます。なのでメンテを客観的にやったほうがよい(という行政からの通知が来る)のであれば、それをきっかけにでもお金を工面していきたいとおもってます。


実は、予算の都合からうちは設計性能評価も建設性能評価も取ってないです。まだ着工1か月ですが、結論から言うとやっぱり、申請してよかったと思います。「長期優良住宅仕様」、以上。でも確かにいいんですが、第三者に長期優良住宅仕様の視点から設計を見てもらう、という安心感は絶対的にあります(HMは口には出しませんが面倒だと思っていると思います。設計の手番も伸び、コストと手間でしかなさそうでした。)。「(上記の優良住宅仕様の観点で)本当によい家」を手に入れるのであれば申請した方がよさそうです。


また、「通るだろう」ではすまないので、実施レベルの設計の精度や気合も変わってくる気もしてます。優良住宅の申請で耐震等級3にしていたところ、(構造計算上ギリギリなので念のために)施主のコスト負担になりますが確実に通すために金具を入れておきたいです、どうしますか?とかいう前向きな提案も出て採用しました。金具も高く、お金がかかったわけではありますが。「長期優良住宅仕様」だったら、そんな提案すら出なかった可能性はあるわけです。配管(メンテナンス)とかここの手すり(バリアフリー)の位置変えて大丈夫ですかとかも相談しました。忘れてはならないパラメータを「本気で(これがミソ)」意識しながらいい意味で保守的に設計するメリットはありました。